男の指先が肩甲骨の脇をそっとたどった。
女は目を閉じて つん と尖ったあごをのけぞらせる。
指先は 首筋から背中を下り細くくびれた腰を巻き 女の皮膚にさざなみを立てる。
くりかえし くりかえし 寄せては返す波が 女を襲い
めまいのような身体の痺れに溺れそうになりながら
女は すぐ目の前にある 男の薄い唇を 欲しい と思う。
熱を帯びた切れ長の瞳が 波に融けていこうとする女の身体を抱きとめ
アイシテル
声にならないささやきが 湿った吐息と共に 耳に注ぎ込まれる。
だが崩れて行く意識の向こうで 取り残された硬いつぶやきが聞こえる。
イケナイ。
たった先ほどまで狂わんほどに渇望していた 男の唇が
苦しさに半ば開いた自分の潤んだ口を被おうとするのを感じ
一瞬の恐怖が 女を襲った。
マッテ。
声が出ない。
男はますます腕に力を込める。
止めて!
自分の声で目が覚めた。
オレンジ色の監視塔の光に照らされた 待機ベットの枕の下を探り 使いなれた自動小銃の手触りを確認する。
たたき起こされた同僚が いぶかしげに私を見つめる。
すまん なんでもない
何気ない口ぶりで言い捨て 軍支給の薄いシュラフを被ったものの
恐怖でびっしょりに濡れた首筋は 隠しようも無い。
いったい今のは なんなのだ。
忘れ去られた 遺伝子の夢?
とうの昔に捨て去ったはずの・・・・?
祖母の祖母のそのまた祖母の時代に 捨て去られたのだという 悪夢。
今では考えられもしないことだが 自分への他者の侵入を赦すような関係性が
かつてあり得たのだと言う神話を 聞かされたことがある。
男と女であるということが 精細胞と卵細胞との供給源であるということ以上の意味を持っていた そんな時代があったのだという。
そんなくだらない神話を なぜ我々人類は作り 語り伝えてきたのか。
自らの存在の奥底を他者に曝す恐怖に打ち勝つ術が もしあり得るならば
この自動小銃など 不要なはずなのに。
すまん なんでもない
まだこちらを伺っている同僚に もう一度そう言って
私は彼の切れ長の瞳に 背を向けた。
■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後に
お題を出した人が独断で判断しチャンピオン(大賞)を決めます。
(自分自身のお題の記事にトラバして発表)
チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。
1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
お題が変われば何度でも参加OKです。
(企画元ブログにてチャンプランキングも開催中!)
企画終了条件は
みんなが飽きるまで、もしくは企画者が終了宣言をした時です。
参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。
※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。
企画元 毎日が送りバント様 http://earll73.exblog.jp/
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ラスト!トラボケお題発表です
夜中。
隣で寝ていた相方が、突然飛び起きました。
「うわあぁっ!」
声に驚き、相方を見ると、誰に言う風もなくつぶやいています。
「いやぁ、いまのは怖かった・・・」
そして、何事もなかったかのように再び、眠りについたのです。
!!!!!!!!!
いったい、何があったというのでしょう。
次の朝、いくら聞いても、覚えていないと言い張るだけで教えてくれないのです。
あの日以来、私は寝不足です。
とにかく、この疑問をすっきり解決してくれるボケを、お願いいたします。
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