スーパーで夕飯の買い物をする時、どういう順番で回りますか?
入り口の場所にもよるのでしょうが、肉・魚コーナー→野菜コーナーと回るか、その逆か、それによってその人その人の食事の組み立てが違うのだろうか、などと思います。
その日の献立が決まっている日は別ですが、大抵私はまずまっすぐ魚コーナーへ行きます。
肉や野菜は日によってそうそう品揃えは変わりませんが、魚は日によって置いてあるものが全く違いますし、身体が「今日は肉ぅ~」と叫んでいても身の厚い鯵の干物のいいのが積まれていたりなんかすると案外簡単に宗旨替えしちゃういい加減さなので、まずは魚コーナーを一回り、そこで「今日の主タンパクはこれっ」と決まれば、そのまま野菜コーナーへ。
野菜だけで一品となることは私の場合あまりなく、大抵何らかのたんぱく質とあわせて一品にしているので、野菜を物色しながら肉を少々買うか、卵にするか、豆腐にするか考えるのですが、ここからが問題です。
なにしろ私は実際に食べているつもりにならないと献立の組合せが思いつかない性質なのです。
例えば今日は鯵の干物と決まっても、もう一品をなんにするか、根菜が食べたいのだけど味付けはどうしたらいいのか、さっぱりがいいのかこってりがいいのか、肉とあわせるのがいいのか豆腐とあわせるのがいいのか、炒めるのがいいのか煮るのがいいのか揚げるのがいいのか(鯵は焼くのだから副菜を焼くのはたぶんなし)、頭の中では全くさっぱり決められません。
買い物しながら考えるとか、歩きながら考えるとか、そういうの得意なはずなんですけどね。
食事に関しては全く不器用極まりないのです。
で、どうするか。
しっかり立ち止まって、買い物かごを足元において、目をつぶって鯵を食べます。
食べてるつもり、とかじゃありません。
しっかり箸をもって口をもぐもぐさせて口の中に鯵を再現して、ああ、おいしい、この味この香りこの歯ごたえ、ああ、鯵ってなんておいしいんだろう、もぐもぐ、ごっくん、・・・さてもう一品・・・ああ、決まった、牛蒡と牛肉の味噌炒めだ、ってな感じなのです。
鯵の干物、牛蒡と牛肉の味噌炒めは決まった、ああ、でもどうしたってこれじゃあ物足りない、何が足りないの?これだけだって十分なはず・・・・でもなにか・・・ああ、なに?なによ?
まって、もう一度。今度は日本酒を入れて考えてみるから。
日本酒は熱燗、あつあつの湯気が昇っているの・・・とくとくとくとく・・・あちち・・で指をしゃぶるでしょう、それから鯵、骨を外してしゃぶって指を舐めて、次に牛蒡と牛肉の炒め、唐辛子で辛いのよ、で、歯ごたえはばっちり硬すぎるくらいがいい、しっかり噛むでしょう・・・・噛んで噛んで・・ごっくん・・ここで熱燗をすすって・・ずずずず~、おっとっとっと・・で、もう一口牛蒡、んで・・・・ああ、わかった青いものがいるわね、酢とごま油で和えたのがいい。で酢の味・・・・鯵をもう一口・・牛肉・・熱燗・・・完璧かも♪
と牛蒡の前に立ち止まって妄想にふけること5分ほど。
傍から見ていたらかなりおかしなひとですけど、これなしには献立が決められません。
家に帰ってから料理を作るのも食べるのも早いのですけど、それは実際にやる前に一度こうして体験してしまっているからかもね。
日本酒に浮いているのはふくヒレ♪
鯵の干物
牛蒡と牛肉の味噌炒め
ネギと水菜とわかめとかまぼこのサラダ

ごま油と酢とナンプラーとゴマで和えてみる。うん、正解^^