吾が真子は いずくより来むと 問ひしかど
君はいらへで 花のごと笑めり
育児書を見ると新生児の項目には必ず載っている「生理的微笑」。
「お母さんは赤ちゃんが笑ってくれたように感じ嬉しく思いますが、これは「生理的微笑」といって意図して笑っているのではありません。」
ろくに目も見えないこの時期、あやしたから笑ってくれたのではないくらい、そりゃあ見てれば分かりますとも。
でもね、言葉の通じない生物と日々必死に格闘している新米お母さんのつかの間の喜びを、なんだってこう親の敵のように念入りに潰しますかね。
まるで「ちょっと赤ちゃんが笑ったくらいで調子に乗るんじゃないよ」と戒めているような調子。
書くなとは言わないけれど、他にも重要な情報はたくさんあるだろうに、よりによってこの「生理的微笑」だけは絶対外せない理由は何なんでしょう、まったく。
でもそんな育児書の意地悪にも関わらず、「生理的微笑」は新生児期の怒濤のような日々にオアシスをもたらす天使の笑みであることには変わりありません。
ママを認識して笑いかけてくれるようになった今の微笑ももちろんそれはそれは可愛いのだけれども、新生児の頃のあの微笑みのとろけるような無垢の甘さは、何ものにも代えがたく、娘が私にくれた最初の贈り物として心の奥底の鍵付きの小部屋にしまい込んであります。今のところ、死ぬときに思い出したい宝物のナンバーワンです。
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