蟻
力の不均衡と市場経済が 人間を交換可能な蟻にした という yackety さんの投稿を読んで。
カウント可能な無言の死体であること
交換可能な歯車であること
求められていることの根っこは 同じ、 誰もが 蟻 なのだと 思いました。
それを 変えようという視点も あり ですが
今回は たかが蟻 されど・・ と 続けてみました。
「蟻の 歓びの 歌」
まったく あいつらときたら 自分たちだけが生き物だと 思ってやがる。
蟻の命なんてね 軽いものさ。
交換とカウント、話題性だけの問題だからね。
蟻になれて 全くよかった。
あいつらをみてごらん。
自分の命が重すぎて ひきずって 歩いてる。
吹けば飛ぶような 軽い命で よかった。
俺が 気まぐれに踏み潰されても 世界は何も変わらず
優しい風は 明日も吹くし
その風に こんにちわ って挨拶するのは 俺じゃなくても 誰かがやってくれる。
吹けば飛ぶような 軽い命だから
俺が死んでも
世界が変わらず 続いていくことを こんなにも 単純に 信じる事ができる。
だから 俺は 見つけた砂糖のありかを ちゃんと仲間に伝えておくんだ。
小さい蟻でよかった。
小さい体だから 死んでいく他の蟻公の顔を 実物大で 見れるんだ。
みてごらん あいつらの 醜い皮膚を。
鈍感になりすぎて 小石を踏んでも気づかないんだ。
たかが蟻だけど その気になれば
あいつらの寝床に潜りこんで 悪い夢を 耳もとにささやく事だって できる。
力を合わせれば あいつらの 明日の食パンを 真っ黒に覆い尽す事だって できるんだぜ。
ささいなことだけど それって ものすごーく 気持ち悪いだろ?
でも そんな くだらないことはしない。
あいにく こっちは 忙しいんでね。
風に揺れる けしの花のてっぺんに 立つ。
蟻のこころは 世界を 見おろす。