お前 なんか 憑いてるんじゃないのか。
同僚に言われました。
医師っていうのは 変なもので
人間も世の中も メスと論理で切り裂いていくようでいて 実は
縁起を担いだり ちょっとしたジンクスを頑なに守っていたり
迷信や 呪いが
日常のここかしこに 顔を出すような 中世の世界に生きていたりもします。
私も昔はそうだったように
神仏に祈るなんざ 患者に対する誠意の放棄だと 息巻く新人Drもおりますが
自分の力ではどうしようもない出来事に合い
自分の無力さと向き合っているうちに
いつしか 人間の力を超えた 何ものかを
心のどこかで 信じるようになるのかも しれません。
やるべきことは すべてやったと
腹の底まで悔いなく思えることなど ほとんどありませんが
ほんのわずかな そういう瞬間ですら
自分のその努力 その自己満足など
世界の気まぐれの前には あまりに無力であるのだと
何度も 何度も
思い知らされ
祈って 手術がうまくいくのなら
悪魔にだって祈ろうと そんな気にすら なるのでしょう。
というわけで どこまで 自覚的であるかは 人それぞれですが
私の日常には 呪いや ジンクス 悪霊や 神様 が うようよ うごめいています。
重症づいているらしい どうも何か憑いているらしい あぶの元には
ぞくぞくと 親切なアドバイスが寄せられます。
○○神社が いいらしい
5000円コースじゃだめだ ちゃんと高いほうの御祓いコースでないと 効かないらしい
あそこでは 水垢離も オプションでつくらしい
XX神社の巫女さんが かわいいらしい
けっこうみんな ・・・・ おばか なのねぇ