ちと忙しかったので ひさびさのお家ご飯。
さっと作って さっとかき込むには やっぱりこれ。
【4月21日 夜】
塩豚のぶっかけご飯
以前にも出しましたコレ。 やっぱりおいしい^^
トマトと大根のレモングラススープ
これも定番。
ベビーリーフのサラダ
このキューブのチーズ。私はもう大好きで大好きで 何にでものっけちゃうのです。
しかも今回はいい感じのおこげ!
もちろん私は わざわざ意図しておこげを作れるほどの達人じゃあないから
ご飯を硬めに炊こうって思ったところが 偶然できたおこげなんだけど。
ああ そっか。
ここのところ 以前欠かせなかった外食がどこか物足りなく感じるのは
この偶然性の欠如 なんだな。
お店に行くと いつも同じ 完成されたお料理を出してくれる。
それがプロの 証でもあるのだけど。
私がやっているのは その場その場のてけとーな思いつきとさじ加減だから
数品あるうちの一品くらいは大抵 うげっ てなことになる。
たとえば今日のレモングラスのスープは レモンがなかったから
思いついてバルサミコ酢を入れたのだけど 案の定
うげっ っていう味になってしまった。
仕方ないから タイムやらペパーミントやらバジルやら 思いつくままに色々いれて
それでもまずかったから 鼻つまんで食べようかしら? って思っていたのだけど
いざ食べる段になって もうすっかり冷えてしまったそれを食べたら あら不思議。
冷えると 酢の鼻を突くにおいが取れて 案外いけるのね。
案外・・・どころか 実はかなり旨かった。
スープが冷える、なんていうのは工夫でもなんでもなくて
時間の経過にそったnatural courseで
だからこれは 試行錯誤が面白い っていうのとはちょっと違う。
自分の手を離れた偶然というか
知らないうちに みたいな
時間とか 空気とか 酢の性質とか
私の知らないことが よってたかってご飯をおいしくしていくのが
嬉しくてしかたないんだな。
でもたぶんそれは偶然でもなんでもなくて
私の無知がそれを偶然と感じているだけのことで
プロにとっては当たり前のことなんだろうけど。
そういう神様の手みたいなのを 自分のうちに知識として取り込んで
上手に利用できるのが きっとプロで
私はプロじゃないから そういうのを知らないままに
神様の手として 有難がっているのだろう。
そういう態度は職人としてはいささか情けないとは思うのだけど
私は素人だからやっぱりこういう態度が面白いのだ。
無知の場所に居座って 日食を神様の仕業と思い込んでいる居心地のよさ。
偶然を偶然のままに放置すること。
私はいつも
突き詰める と 突き詰めない の間で揺れている。
まあだからといって 私は二度と レモングラススープにバルサミコ酢を入れることは無いだろうけど。